長距離航海におけるアマチュア無線

長距離航海におけるアマチュア無線
その1 無線の話

文/小谷武福
イラスト/指谷忠雄
出典/ 舵 1997 6月号
  連載特集 長距離航海

3年間の南太平洋クルージングで使い込まれた(椰子丸)の無線機

いったん陸を離れたら頼れるのは己だけ、というのが昔からある海の掟。
しかし、現代には無線という心強い味方がいる。
その場で直接的な支援は望めないが、
無線を利用することで自分がおかれている状況を仲間や第三者に伝えることができる。
長距離航海に出ようというセーラーにとって、無線は欠かすことのできない装備品であろう。
ヨットで利用さている無線といえば、
船舶無線のほかにアマチュア無線のネットワークを活用しているケースも多い。
そこで本特集では、今回と次回を通じてアマチュア無線にスポットを当て、
電気の話に続いて(スプリット・オブ・ユーコー)の電気、無線、エンジン設備を担当した小谷武福氏に解説していただいた。
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