ヨットの電気設備・無線システム セッティング解説書の紹介について
JH2UZB/1 横須賀 佐島
本間 純孝
MMネットへのサポートならびにチェックイン戴く皆様へ。毎日のNET継続、いつもご苦労様です。
さて、先人も含め多くの方々のご努力のおかげで、JAの各MMネットも誕生から31~36年を過ぎ、その役割も徐々に変化し、今では多くの方々が参加されるに至っておりますことは、喜ばしいことです。そしてこの事は6年前、小笠原山田さんのマリン賞受賞を機に、横浜沼田さんによりWEBサイトの立ち上げが行なわれ、広く多くの方にネット運用の実態が認識され、またWEB情報の共有化に伴いこの活動の背景も理解され、さらに賛同をいただけた昨今でもあると思います。
そのような中、今回はこのWEBの主たるコンセプトであった、航行艇の毎日のリアルタイム情報アップと航跡等の把握、海外も含むネットに関連したヨットや無線局の紹介、ナビゲーションに伴う気象や電波伝播情況についてのツール紹介、そしてネットの運用方法とそのラジオシステム構築などの紹介を基にWEBを充実いただいておりますが、お気づきのように、『MM局のラジオシステム構築』という技術的なテーマがまだとなっていました。
しかしながら、『オケラ号』多田雄幸さんの友人でもあり、オケラのラジオシステム構築を当初より長年サポートし、更に植村直己さんの北極点行きのラジオシステムをアシストされ、このオケラネットのファウンダーでもあったJA1TKA小谷さんが、1997当時の舵誌に3ヶ月に渡り連載された技術解説記事をこの度、作者小谷さんと、舵社のご好意のもと、当ホームぺージへの掲載をご了解いただきました。ここに編集されたWEBページとしてご紹介し、皆さんのお役に立てて戴ければと思います。
内容は、技術者でもありヨットマンでもある小谷さんの様々な経験値もふくめ、専門性の高い箇所があるかも知れませんが、ヨットとラジオシステムに対しこれだけ深く、基本や応用の説明がなされている日本の解説書は他に見当たりません。当時はこの舵の切り抜きページのコピー冊子がマリーナ等で見受けられ、多くの方々のバイブルとなっていたのは事実です。
今回は編集できるものは若干修正いただいておりますが、作者からは既に14年前の記載なので、当時と現在では周辺機器の使用状況が変化しているところなどは、ご判断いただきたいとの言葉も添えられています。意をお汲み取りお読みいただければ幸いと思います。
あらためて、小谷さんおよび舵社に対して感謝を述べるものでありますと共に、編集戴きました沼田さんにも合わせて御礼申し上げます。 73’s