ココス・ケーリングを12月24日のクリスマスイブに出港して針路北西で約1500マイル離れたスリランカのゴールGalle(北緯06度02分、東経80度12分)を目指しました。
4日間は南東の12〜14ktの貿易風を真後ろから受けランニング・クルーズし、約450マイル進んだ南緯7度付近でピタリと風が止り、ぽれーるは西から東へ流れる平均1.5ktの赤道反流の潮に乗り2日間どんどんスマトラ島の方へ流されました。
12月31日になってやっと吹き始めた風は目的地のスリランカ方向から来る北西の風で針路を北北西にとるのがやっとのことでした。そのまま4日間進み、1月4日17時35分(バングラデシュ現地時間)東経90度02分で赤道を越え北半球に入りました。
ぽれーるは2007年4月9日、メキシコからマルケサスに向う途中で赤道を通過して南半球に入って以来、636 日ぶりに北半球に戻りました。赤道祭とは言えませんでしたが赤ワインで海の神ポセイドンに祈りを捧げ、カラオケ2時間の歌声でサイクロンに遭遇しなかったことを感謝ました。(余り関係ないような祝い方でした?)
北半球に入って3日間過ぎても期待していた北東のモンスーン風がなかなか吹いて来ません。また、ぽれーるは赤道反流の潮からなかなか抜出すことができませんでした。 予定のコースからかなり右にそれ、目的地のスリランカのゴールGalleまで約600マイルの北緯3.5度まで北上したところで風が北方向に変りはじめ、やっと針路を北から西方向に転ずることが出来ました。
2009年1月11日の夕刻にゴール港の沖合に到着、翌日12日朝ゴール港に入港しました。