シーガルネット35年記念祝賀会報告

シーガルネット35年の集い無事終了

1年がかりで準備に取り組んだシーガルネット35年記念の集いも無事6月22日終了しました。当初、最低ラインの40名に達するか、かなり気をもんでいましたが、締め切り日を過ぎた後も話を聞きつけた方々の申し込みが続き最終的には59名の参加になりました。

35年の集いの開催は難しいだろうと思って半ばあきらめておりましたが、昨年のことです。初代のシーガル号のサポートに関わったグループ(スネターズ)の方から、もし35年の集いを持つならお手伝いします と申し出がありました。

このグループは過去にシーガルネットの15年、20年、30年の集いを手がけその実力には充分に信頼の置けるグループです。かなり迷いはありました。沢山の方々を巻き込んでのイベントです。途中で止めたという訳には行きません。 でも、折角お手伝いしますとおっしゃる方々がいらっしゃるのにそのチャンスを逃すのも勿体ない話です。思い切って開催に向けてスタートすることになりました。その時のコントローラーが実行委員長、 当日の会長を務めるというのは私にとってかなり気の重い話でしたが、、、

12名の発起人によるスタートでしたが、インターネットを使い、逐一仕事の進行状況を伝え合い、更に月1度のペースで顔を合わせての会合を持ちました。私も5度ほど参加 しましたが北見から札幌までバスで片道5時間の距離は遠かったです。顔を合わせる回数が多いと気心も知れ次々といろいろなアイデア、意見も出てきて内容も充実したものになってきました。

そして当日です。懐かしい方々が次々と顔見せ、あちこちで談笑の輪が広がりました。楽しい集いへの予感です。私にとっては思いがけない方々も沢山参加して下さいました。 ハワイからタカさんご夫妻、父島の山田和子さん、明るい声と会話で人気のあったKubo Yokoさんとその姉妹、14歳で太平洋を単独横断したアドバンテージの高橋素晴さんと ご両親、世界のヨットレースで有名な酒呑童子の斉藤さん、片腕のヨットマン エミューの米子さん、わざわざマレーシアから駆けつけて下さったシーマの松浦さん、長距離航海 の夢丸の沢さん、オーロラの森脇さん、長老、どんたくの楢崎さん、その他沢山のヨットマン、サポート局が駆けつけて下さいました。

最初の挨拶で、「スタッフ一同頑張って皆さんの集いの場を作りましたが、後の盛り上がりは皆さん次第です。帰られてから心残りの無い様に遠慮無く沢山の方々に話しかけ、交流の輪を広げて下さい。」と申し上げました。 祝賀会が始まりますと皆さん時間を惜しむかのようにあちこちのテーブルを移動し交流の輪は広がりました。 楽しそうな笑い声、カメラにグループで収まる人達、寄贈頂いたお酒の銘柄も話題になりました。 ヨットマンはあちこち回るのでお酒の銘柄にも通じているようです。舞台の上の熱唱も力が入っていました。モモエさんはハワイであちこちのカラオケ大会に参加するほどの美声の持ち主です。 舞台はモモエさんのリードのうちに流れていったようです。

スネターズグループは大人のセンスの持ち主です。始まる直前まで細部に目配りし、準備して下さいましたが、祝賀会が始まると現在のネットに現役の私たちにすべてを任せ、 必要に応じて手助けできるよう待機して下さいました。 あとで感想を伺いますと非常に良い雰囲気で、集まりの中で孤立したり、取り残されたりする人がいないよう参加者の方々がそれぞれ気を配っている様子が感じられたとの事でした。 モモエさんから「エイコ、リラックスして楽しそうだったよ。」と言う感想を聞かされましたが、バックアップがしっかりしているので何の心配も無く私自身も楽しませて頂きました。

今の、朝7:00の時間帯のシーガルネットはコンデションが開けず、1年の 四分の三はハワイのタカさん、オーストラリアのエリックさん、ノームさんに頼っている状況です。 この方達の手助けが無くなった時、いずれ継続が難しい状況になることが考えられます。コンデションのみならず、無線人口の高齢化、ヨットの設備の充実(インターネット、GPS等の駆使により、どうしてもサポートネットの手助けが 必要という状況でも無くなってきているようです。)35年前、私がサポートネットに入れて頂いた時とすべてが大きく様変わりして来ています。今回の35年の集いはそのような状況からも大きな意味を持っていました。 一つの区切りそして次のステップへの模索、、、沢山の方々との楽しい時間を思い出し、もう少しネットが続くことを願っています。タカさんは50年の集いを持てる迄続くよう期待しますとおっしゃって下さいましたが、、、

沢山の方々の暖かな手助けと御協力の下、無事シーガルネット35年の祝賀会を終えることが出来ましたことをご報告すると共に感謝申し上げます。有り難う御座いました。

2014/08/13  
シーガルネット35年記念祝賀会実行委員長  
原田 栄子  



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シーガルネット35年記念祝賀会集合写真
2014/6/21 於 グランドパーク小樽


名前入り集合写真(クリックして下さい)



祝賀会スナップ写真
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    ようこそハワイカウアイ島より!
 タカさん(KH6CH)とモモエさん御夫妻
 氏は素晴らしい無線技術キャリアを持つ日系2世の尊敬すべきHAMで日本にはもう何度も来訪されており多くの友人がおられます

タカさん(KH6CH)とモモエさん御夫妻と原田さん(JH8XIZ)

1年がかりで準備に当たってくれた札幌スネターズグループとシーガルネットメンバーの運営スタッフ一同の紹介です 本当にありがとうございました

昔、オケラネットで活躍したJD1BBHさんとJL1IYY SV[あおば」のYokoさんとJH8XIZさん 初めて3人が顔をそろえました Yokoさんの姉妹と一緒に参加されました

14歳で太平洋を単独横断したSV「アドバンテージ」の高橋素晴さんとご両親、サポートにかかわったJD1BBHと前コントローラー故西村さんJH8FKOの奥さま恵美子さんJH8DGEとJH8XIZ

SV「ゆうゆう」の今井さん(JA6UCB)、SV「夢丸」の沢さん(7M4WLP)、SV「おけら」のメンバー小谷さん(JA1TKA) 方々の語らい

話を聞きつけギリギリのところで参加された世界的にも著名なセーラー、SV「酒呑童子」の斎藤 実さんとタカさん夫妻

無線やヨットのお話、そして懐かしい皆さんとの出会いで楽しい時間はあっという間に過ぎ、そろそろ宴もお開きの頃

翌日の散会式  前日の盛り上がりでエネルギー使い果たし?参加の皆さんもおつかれさまでした

散会式で挨拶されている実行委員長 原田さん
お疲れ様でした!

会場となったホテル(グランドパーク小樽)より眼下に見える小樽マリーナ、多くのヨットマンが世界に旅立っている北海道最大のマリーナです

小樽マリーナ角野専務さんの特別な取り計らいによるパワーボートクルージングに参加された方々

海外サポート局の紹介
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VK4CNP ノーム(NORM)さん シーガルネットをAUSブリスベーン北のギンピーから、奥様のジーンさんのフォローと共に 毎日のようにネット参加されています。氏は長いハムの経験を持つブラインドハムです。今年93歳になられ益々お元気との事です。今後も明るいお声をお聞かせ下さい。

VK4AES エリック(ERIK)さん ノームさんのローカルフレンドで同じくギンピーからサポートしてくださるエリックさん。 以前、エアーラインのキャプテンパイロットでもあり、そのラジオ会話や技術、気象知識を深くお持ちです。また現在、 世界的にも広く使用されているSSTVソフトの制作者です。



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